449. 構造的な物価上昇の確実な足音(モノの値上がり)
私は、世界の人口増加の中で低炭素化を進める流れは避けられず、
景気に関係なく中長期的にインフレにならざるを得ないと考えています。
その様な中で私は慌てる事無く、
不安を煽る詐欺的な話しに騙されること無く、
・歴史の事実に学ぶ
・健康を維持&自己研鑽し末永く働く
・広く現物資産に分散(資産の種類、国)
・「儲け」より「守り」に重きを置く
考えです。
具体的には外貨に加え、
全世界株index ETF、金、不動産などの伝統的な現物資産を対象とし、
債券(物価連動債)も候補に考えています。
尚、暗号資産には懐疑的です。
先日ETFが承認された様ですので、投資するとしてもETFで少額のみの考えです。
1.電気、ガス、車の年燃料など全てのエネルギー価格が上がらざるを得ない
①再生可能Eは自然任せで需要供給バランス維持には火力発電必要。
→再生可能E電気得で水素、アンモニアをつくり火力発電に使う考えがありますが、
大きなコストアップあり(既存製法ではCO2も多く排出)。
②全て再生可能E電力で賄えるのはかなり先の未来の話し。
→送電網整備や大容量蓄電池実用化含めた需給調整の仕組み構築(投資)必須
③当面頼らざるを得ない化石燃料は投資抑制で供給不足
→価格高止まり
2.エネルギーを使って世界中から資源や食料を輸入するコストが上がらざるを得ない
特に輸入に頼る日本は影響大
3.基礎素材のコストが上がらざるを得ない
①石油や天然ガスなど化石燃料から製造する化学樹脂や繊維に炭素税が掛る
②鉄の価格アップ必須(高炉1t造るのにCO2は2t排出。電炉は0.5tだが原料の元は高炉材スクラップ)
③銅やアルミなど電動設備に使われる基礎素材も需要増で価格アップ
4.食料価格も上がらざるを得ない
①低炭素化の流れが無くても人口増加により価格アップの方向
②低炭素化により更に価格高騰
肥料の原料であるアンモニアは生成時に大量のCO2を排出(大きな炭素税が掛る)
アンモニアは低炭素化の有力燃料とされつつあり需要供給の点で更に価格が上がる
私のインフレ対策に関する考え方は、以前の投稿も参照ください。
424. インフレの足音
432.インフレ対策&投資の難しさ
434.インフレ対策投資(通貨、国、タイミング
437.不動産投資(現物 or REIT)
“449. 構造的な物価上昇の確実な足音(モノの値上がり)” に対して3件のコメントがあります。