480. 人生100年時代のお金(インフレ対策投資1~株式について)

私は、低炭素化を進めることで中長期的なインフレは避けられないと考えています。
詳細はこちらの投稿をご覧下さい。

インフレの場合、現金の価値が目減りしますので、
物価と共に価値を上げてゆく資産に投資することが重要です。

インフレ対策の投資対象として、
私は株式、REITなどの金融商品、金、不動産などを考えており、
古典的な良書を再度読み直して投資方針を考え実行中です。
詳細はこちらをご覧下さい。

伝統的な資産の中では、
特に株式全体は暴落を繰り返しながらも長期間では右肩上がりとなると期待しています。

理由は、
世界の人口は2100年にかけて増加する中、
低炭素化という第2,第3の産業革命が同時に進む為
です。

但し、近年は株価暴落の影響を緩和するため、
中央銀行が金融緩和し株価を支えバブル形成→バブル崩壊を約10年周期で繰り返しており、

これは構造的に続き、周期的に最大で50%程度の価格暴落を繰り返しながらも、
長い目で見れば右肩上がりで推移すると考えています。


上記を念頭に置きながら、
・株式の比率を大きくしすぎないようにする

・株式の暴落影響を緩和(補完)する別資産にも投資する
ことを考えています。

但し、
低炭素化に対し消極的で戦略に乏しい日本株に対しては少し悲観的であり、
真逆の動きをしている欧米株全体への投資が有望と考えています。

日本で持ち家(不動産)を持ち、日本で仕事をして日本円を得ているため、
リスク分散としての考えもありますが、
残念ながら将来性を重視して欧米株を選ぶ考えです。


尚、現在は暗号資産という新しい金融資産有りますが、
私は儲けるのではなく、守るのが投資の目的ですので、
価格が乱高下する暗号資産には投資せず、
古典的な良書で勉強したうえで伝統的な資産に限定する考えです。

【今後40年+αの株式の将来性について】

株については10年毎くらいに価格が50%前後下がる大暴落が起きており、
少し心配ではありますが、
こちらの1896年からのNYダウの価格推移を見ると、
長い目で見ると右肩上がりを続けており、
短期的な大暴落は無視できます。

こちらによると、
世界人口は1950年の約25億人から2020年には約78億人に増えていますので、
人口が増えるなか、
産業革命やIT革命などによってが大きく発展したことが、
株価アップに繋がったと思います。

今後の世界人口は、こちらにあるように、
国連の報告書では2050年に97億人に達した後、
2100年頃に110億人で頭打ちと推定されているようです。

つまり今後80年は、
人口増加という点で株価上昇の可能性があると私は考えています。

一方、経済成長の意味では、低炭素化は大きな効果をもたらすと考えています。
こちらの資料にあるように、低炭素化マーケットは数十兆円毎年数十兆円規模で
最低でも2050年までは続くと複数の公的機関が予想しています。

つまり、
19世紀の産業革命:蒸気機関の発明普及
20世紀の産業革命:インターネット/ITの発明普及
21世紀の産業革命:低炭素化、AI&bigデータ活用
という成長エンジンが経済成長を押し上げる
と考えています。
詳細はこちらをご覧下さい。

一方、低炭素化によるインフレがとても気になっています。

化石燃料は、エネルギーに加え、
石油化学製品として極めて多くの身の回りに使われていますし、
食料生産に必要な化学肥料も化石燃料などを原料に大量のCO2を排出して作られています。

再生可能エネルギーなどの脱炭素の為の新しい発電方法に加え、
山や海で作られた再生可能電力や、
それらから製造される水素などのgreen燃料を使うためには、
新しい送電や輸送インフラが必要ですし、
電力の需要と供給のバランスを調整する仕組みも新たに必要となります。

上記に必要な費用は、最後は全て最終消費者の負担になると考えられ、
その結果、
需要はそれ程高くなくとも相当大きなインフレ(物価高)が進むと危惧しています。




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