479. 日本の失われた30年に想うこと

1990年初頭からの約30年の日本は、
ほぼ私のサラリーマン人生と同じ期間ですが、
Japan as No.1から一人当たりGDP30位前後まで経済が低下し、
平均可処分所得も低下し”失われた30年”という言葉がピタッリです。

大きな原因は政治、企業に関する下記3点と考えており、
マスコミの美辞麗句に誤魔化されず、
若い方含めてよく勉強したうえで自分で判断し投票することが、
失われた30年から脱する最初の1歩と考えています。

そして、次は奇跡の発展となり、それが続いて欲しい

<政治>継続的な増税&社会保険量アップ
<政治>民営化、自由化・規制緩和などの新自由主義
<企業>人は道具と考える欧米流の利益至上主義のカ会社経営


①バブル崩壊(土地神話終焉、株価低迷など)
→含み益消失=消費落ち込み

②賃金抑制
1)年功序列・終身雇用崩壊(儲け至上主義=人は道具)
2)非正規雇用拡大
3)公務員/公費削減→非正規雇用含む民営化
→ 可処分所得低下、消費意欲低下

③増税&社会保険料増
→可処分所得低下、消費意欲低下

④社会保障縮小(年金不安など)
→消費意欲低下(老後資金確保)

⑤デフレ(①~④もあり深刻なデフレ継続)
①~④が進行しデフレスパイラル

上記②については、 バルブ崩壊後に進んだ、
下記A),B)が深く関わっていると思います。

A)欧米流経営の蔓延
→儲け至上主義、人は単なる手段

B)新自由主義
→公的機関の民営化(公的支出削減)=民間の新らたな利権提供
 規制緩和(自由化など)=利権の他の民間への付け替え

会社については、私のサラリーマン32年で大きく変化しており、
下記の実感です。

【バブル崩壊以前】
・人を宝として大切に育て和を尊ぶ日本の伝統
・会社は社員、社会貢献のためのもの
・人や他社を尊重し共存共栄
・長期視点で人と共に会社を育て存続し社会に貢献

【バブル崩壊以降】
・資本効率を最優先し、人は臨機応変に増減可能な手駒、
・会社は株主のもの
・資本の原理下の弱肉強食
・今だけ自身在任期間中だけカネを儲ければ良い

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