458.32年のサラリーマン生活振り返り16(海外出張の良さ)
今後はコロナ禍で一気に普及したWeb会議システムのため、
私は、時間とお金が掛る海外出張は激減しすると考えます。
詳細はこちらの投稿をご覧下さい。
しかしながら、
実際に現地に出張することの良さも少なくありません。
今振り返ると、
時間とお金は掛りますが、海外出張は私のスキル向上に有益でした。
①需要家のkey personの人柄や考えを深く把握できた(親密さが増す)
②たどたどしいものの英会話への抵抗感が無くなった
③各国の文化に直接触れ感じることができた
④日本の固有文化に対する興味が湧いてある程度勉強できた
⑤人種が違っても同じ人間という事が実感できた
web会議でも②は実現できそうですが、
他は難しいと思います。
私の場合、
多くの時間とお金を費やして出張した以上、
目的を達成しない訳にはいかず、
必死になった結果、上記スキル習得が進んだと思います。
②、③、⑤は妻との海外旅行でも役立っています。
私はサラリーマン時代32年の大半を工場で勤務しましたが、
最初の会社のラスト6年は技術営業を担当。
その時、国内外を飛び回る仕事となり、
海外へも年に4,5回出掛け、
数日~4,5週間掛けて各国を飛び廻っていました。
時差が大きな欧米訪問時は大変でした。
日中は現地で仕事、
夜&早朝は日本の仕事+翌日の現地向け準備など、
ブラック労働の極致の様な状況も少なくありません。
ブラック勤務であっても、
昼食や夕食は現地の食を楽しめましたし、
多くの国を跨がる際は、
たまに間に休日があり街を楽しめたのは良かったです。
現地での会議は長時間になるケースもあり、
休憩時間などでKey personとの個人的会話をして、
多人数の会議では会話できない情報交換をしたり、
お互いの本音を交わすこともできました。
その過程で、お互いの人柄も理解でき、
その後のeメールでのやり取りもし易くなりました。
また、稀に夕食を共にすることも出来、
その場合はプライベートな会話も多く、
子供の教育に頭を悩ませる親の姿はどの国でも共有と実感しました。
さらに、
能、狂言、歌舞伎、華道、茶道、神道など日本の文化を理解し、
英語である程度表現できるようにする事も必要と実感したこともあります。
下記の本は日本の文化や習慣等について、
日本後と英語の両方で書かれており便利です。
多くの時間とお金を費やして出張した以上、
目的を達成しない訳にはいかず、必死になります。
その結果、
ブロークンなJapanese Englishながら場慣れし、
英会話の抵抗感も薄れました。
そう考えると、
人事育成という点で若手中堅社を海外出張に行かせる効果は、
相当大きいと思います。
ビジネス需要の落ち込みを補う対策の1つとして、
航空会社などがホテルなどと提携しながら、
国際ビジネススキルアップ研修ツアーを企画するかも知れません。