425.国の安定があってこその個人の努力(政治参加の大切さ)
twitterでシリア・パルミラ遺跡の投稿を見て、
懐かしくなり30年以上前の学生時代に訪問した際の写真を引きずり出し、
一連のバックパッカー旅行の思い出を振り返りました。
約2ヶ月掛けて、
ギリシャ→トルコ→シリア→ヨルダン→イスラエル→エジプトを廻った思い出です。
当時の豊かさと、今の内戦による悲惨な状況を比べるにつけ、
政治の影響の大きさを痛感します。
私自身の反省でもありますが・・・、
自己研鑽や投資に力を注ぐのと同時に、
政治に強い関心を持ち、マスコミ以外で事実を把握・勉強のうえ、
自分自身で考え、投票など積極的に行動すべきです。
当時のシリアは豊かな国で、ベンツのタクシーが多く走っており、
街も大変賑わっていました。
以下の写真はアレッポのスークです。
内戦によって今は完全に破壊されてしまった様です。
現在は内戦が続き、
国土は破壊され、多くの人達が難民として苦しんでいます。
先達含め努力して裕福な生活を築かれた人々も、
国が不安定になれば個人では何も出来ず、
全ての財産・生活基盤を失ってしまったと思います。
【政治の重要性、日本の現状】
こちらの投稿でも書きましたが、
政治の影響は極めて大きく、
個人の努力が一瞬で無駄になり得ます。
例えば、コツコツ貯金したお金を投資して殖しても、
増税や社会保険料引き上げをされたら、
個人の努力をあっという間に食い潰すインパクトが有ります。
日本は、多くの人が政治に無関心であり、
マスコミの報道含めて、
「構造改革」、「民営化」、「身を切る改革」などの、
耳障りの良い美辞麗句で本性を隠して票を集めます。
組織票に加え、
その他の人の判断を有利に誘導し議席を確保。
そして、
民主主義の原則である多数決によって合法的に、
この30年以上に亘り、
一部にのみ有利な政策が進められてきたと思います。
その結果、
国民全体の可処分所得が減らされ、
その分のお金が大企業、富裕層、海外などに流れていたと思います。