483. 人生100年時代のお金(インフレ対策投資2~債券について)
私は、下記3点により中長期的なインフレを想定しています。
・世界人口増加
・各国紙幣大量発行(金融マーケット保護など)
・低炭素化推進
私は、インフレ対策のため、投資内容見直しを検討・実行中で、
・儲けるのではなく守る為の投資(儲けるのは仕事)
・伝統的な資産中心に投資(暗号資産は対象外)
の考えです。
今回は債券について考えて見ました。
私は、現在は各国中央銀行の創り出した信用バブルが膨らんでいる。
と考えています。
極低金利でお金をジャブジャブにしたうえで、
更に投資不適格格付社債(ジャンク債)までも中央銀行が購入して、
信用バブルを膨らませていると考えています。
その為、
今後のテーパリング(購入資産の削減)、
インフレ対策の為の利上げ、
等によって投資不適格企業の破綻が拡がると懸念しています。
そこで、購入するのであれば米国債などの信用の高い国の国債ですが、
余りにも低金利であり魅力を感じません。
しかも、今後は利上げ=債権下落が予想されることから、
もし、債権を買うのであれば短期国債も候補としてはありますが、
私は、米国インフレ連動債(TIPS,VTIP,TIP)購入を考えています。
債権購入より、現金比率を増やしておき、
下落後の株や金ETFを購入したり、
先進国の優良な不動産に投資する考えです。
現代の様な金融緩和やジャンク債購入などの政策は取られなかったですが、
1929年以降の世界大恐慌時の各資産の値動きも再度確認中です。
東南海地震などで工業地帯に大きな被害が出て、
生産供給能力の大幅な減少が無い限り、
日本では生じ得ないと考えていますが、
下記も再確認中です。
【基本のおさらい(紹介)】 全体感はこちらをご覧下さい。
有名なJeremy Siegel氏のデータでは、
1802年から2012年までについて、 収益率/年は下記値との事です。
・株式:+6.7%/年
・BONDS/長期国債:+3.5%/年
・BILLS/短期国債: +2.7%/年
・金:+0.5%/年
・ドル紙幣:-1.4%/年
・不動産(別データからの私の推定)
+0.6%/年(2003年以前)~1.6%/年(2003年以降)
下記名著のp195に同じ図がありますので、
是非原著で確認されることをお勧めします。
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