451. 構造的な物価上昇の懸念(貨幣価値の下落)

私は、世界の人口増加の中で低炭素化を進める流れは避けられず、
景気に関係なく中長期的にインフレにならざるを得ないと考えています。
詳細はこちらをご覧下さい。

加えて、貨幣価値の下落が気になります。
2008年のリーマンショックや2019年のコロナ禍など経済危機の度に、
各国政府・中央銀行は紙幣を刷りまくって影響封じ込めをしてきました。
詳細は、例えばこちらをご覧下さい。

その結果経済活動は維持されていますが、
需要と供給の関係で貨幣の価値が下がり、
人口増加の中の低炭素化推進による物価上昇に拍車を掛けると懸念しています。

MMT(現代貨幣理論)で言われている様に、
日本などの自国通貨を発行できる国が破綻することは無いと考えています。

しかしながら、
貨幣の価値の裏付けはその国が提供できるモノ・サービスであると考えられ、
供給できる合計額を通貨発行額が大きく超えた場合は、貨幣の価値は下がります。

足元でシャドーバンクや中国不動産企業の問題が出てきていますが、
何かをきっかけに再度の経済危機が発生し、
それを封じ込めるために、更に各国が貨幣発行を増やしたらどうなるか?

もしくは、
大地震などの大きな自然災害でモノやサービスの供給能力が大きく毀損してしまったら?
と考えると、インフレ対策を淡々と進めておくべきと考えています。

何も起こらなければ幸運で、
インフレ対策に掛った費用は保険料として考えています。

私の対策は、下記の本なども参考に、
①末永く働き収入を得る
②現物資産を購入する
が基本で、以前の投稿も参照ください。


424. インフレの足音
432.インフレ対策&投資の難しさ
434.インフレ対策投資(通貨、国、タイミング
437.不動産投資(現物 or REIT)

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