102.料理 至福の牛すじ大根どて煮

魅惑の牛肉屋で買ったすじ肉を、大根・こんにゃくと共に味噌で”どて煮”にしました。
ホルモンのどて煮も好きですが、高くなりますが牛すじを使うと更にコク深い至福の1品になります。

子供の頃から八丁味噌ホルモンどて煮を食べており、私のソウルフードの1つです。
学生で下宿時していた頃も時々作り、わずかなどて煮でどんぶり飯を書き込んでいました。
当時はお金が無く、学生食堂では90円の大盛り飯に30円の生卵かコロッケというのが定番でした。
下宿していた街にも、”どて煮”を出す店があり、どて飯を掻き込んだ記憶があります。

昔の実家があった近所の街に、同級生の両親がやっていた”どて煮”居酒屋があり、
家族で数回連れて行ってもらった思い出があります。
ホルモンを串に刺して味噌に突っ込んで煮込んであり、
客が勝手に取って食べ、最後は串の本数で会計するのどかな仕組みでした。
とても美味しく父は酒が飲めないので、家族で食べまくってサッと引き上げる良い客だったと思います。
おでんもあり、子供から見ると巨大なタコ足をせがんで食べさせてもらった記憶があります。

先日、手作り豆腐屋の帰りに、”どて煮”居酒屋があった通りを走りましたが店は無くなっていました。
”ホルモン”と呼ばれていた同級生はどこに行っのか判りませんが、同窓会があれば再開するのが楽しみです。

また。味噌カツもソウルフードの1つで、家でも店でもトンカツといえば味噌でした。
受験で大阪に行き、昼食で店に入り”トンカツを味噌で”と注文したら、
”そんなんトンカツソースしかあれへんでえ”と言われ、とてもビックリしました。
日本は広いようで狭く、地域毎に特色ある美味しい食べ物があるので色々な土地の食べ物を楽しむのは大きな楽しみです。
大阪では、たこ焼き、お好み焼き、焼きそばのおいしさに感動しましたし、あっさりしたうどんも最高でした。
ただ、うどんはおかずだとして、店で食べると”かやくご飯”が付いたり、
工場の食堂で、うどんとおかず皿を取ると、”おかずは1つだけ。2つ取るのは駄目”といわれ面食らった事がありました。

地域の特色ある食文化は大切にしたいものの1つです。

石油ストーブで煮込んでゆきます。

DSC_1214

牛すじが煮えてきました。
何度か水を替えて余分な脂を除きます。

DSC_1215

大根とこんにゃく投入。

DSC_1216

ほどよく煮えたところで味噌投入。
八丁味噌に、母の実家の手作り味噌を少し加えました。

DSC_1219

このまま煮込んでゆきます。
昼には食べられそうで、楽しみです。

DSC_1220

落とし蓋をしてコトコト。

DSC_1221

昼食の全景。
”牛すじどて煮”と”豚もも自家製柑橘ソースpartⅡ”のダブル主役。

DSC_1225

薄味で良い味加減。
牛すじのトロッとしたゼラチン感がたまりません。

DSC_1226

Follow me!

コメントを残す