103.家庭菜園 実家の畑の更地化・返却


私の兄弟が、年末でお終いとし地主さんに返すことにした実家の畑の最後の片付けをしました。
広い畑ですが、既に小屋など解体・廃棄済みで、わずかに残った作物の処分です。
実家に来る度に沢山の新鮮な野菜達を食べさせてくれた畑で名残惜しいですが、仕方ありません。

実家の街は廻りに田んぼ、畑が多く残っている比較的田舎で、濃い人付き合いが残っています。
先日、妻と最後の白菜、ブロッコリーを収穫した際も、
隣で作業していた見ず知らずのお爺さんが親しげに話しかけてくれました。
尚、畑の代金はお金では無く、ビールで支払っていたようで何とものどかです。
昨日は地主さんに挨拶に行き、ビールとお菓子でお礼をしました。

私も自宅アパート近くで小さな家庭菜園を妻と一緒に楽しんでいるので、農作業の大変さは何となく判ります。
無農薬ではアッという間に虫が付きますし、雑草取りも手間が掛かり、高齢者では大変と思います。
多少値段が高く形や見てくれが悪くても安心安全な食べ物が、
地産地消で仕事として成り立つことで農家の後継者も出来るのではないでしょうか。
その結果、日本の食糧自給率も上がってくるのではないかと思います。

TPPなどで国際的な連携を深めるのは平和な時には一つの考えとは思いますが、
食の安心安全という面では疑問が残りますし、平和な時が未来永劫続く保証はありません。
また、収穫不良で各国が食料輸出制限をした2008年頃の状況が再び訪れる懸念もあります。
そう考えると、食料自給自足は重要で日本の農業を守ることは国益に叶うことと考えます。

どんな時でも国民を守るという事が国の最優先事項であり、その信頼が無いと税金を払う価値がありません。
任期間中の自己利益や既得権者利益が最優先としか思えない政策が続いている気がしますが、
これ以上続くと、取り返しの付かない状況に陥ってしまうのではないかと危惧します。
我々ひとり一人が勉強し考えを持って、行動で示すことが重要と思います。

少し作物が残っていたようで、おすそ分けを貰いました。
家の前に置きっ放なしでも大丈夫で、田舎の良さの1つです。

DSC_1234


Follow me!

コメントを残す