529. 32年のサラリーマン生活振り返り24(新人からベテランへぐるりとひと廻り)
先日、最初の会社の後輩と会話し、下記の重要な事を再認識しました。
・今の自分の境遇は、過去の自分の行動の結果
・give and take(与える者は、与えられる)
・先輩から受けた恩を後輩に返し、世代(人の世界)は繋がってゆく
・来たチャンスをモノにするには、普段の努力が必要
最初の会社の退職前数年間の頃、
可能性を感じて国内外のお客さんの所に連れ回した最初の会社の若手が、
中堅になり海外重要ポストに異動しました。
最近メールで色々な技術議論をしましたが、
更に大きく成長しており、とても嬉しく感じました。
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当人は相変わらずの勉強熱心で、
情報を1つ受けると、
自分で調べ、質問もしながら2,3の知識を得つつ、
きっちり整理した意見を返してくれます。
その過程で情報発信した私にも多くの示唆を与えてくれまますので、
どんどん情報発信したりアドバイスをしたくなります。
以前は拙い英語でしたが、
今ではお客さんとの英語議論もバンバンしている様子。
若さは素晴らしいと羨ましく感じます。
成長した中堅は、
若手の頃から、
お客様目線で判りやすく明確に発言&積極マインドかつ強い当事者意識。
その為、可能性を感じて国内外のお客様に連れて行きました。
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一方、
彼の同期ライバルも何度もお客さんに連れて行きましたが、
自己保身なのか、はっきりしないボカした発言。
動きもどこか保守的で直ぐにお客様の前でも
”これは私の仕事ではありません的な”発言すらあり。
見方を変えると、自分の責任範囲を明確にし、
他人の範疇を尊重する。というスタンスであり、決して悪くは無いですが、
お客様対応にはそぐわないので、
何度も注意したものの、変らないのでお客様に連れて行くのは辞めました。
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%B9%B8%E3%81%9B-1-1024x785.jpg](https://tamaoira.com/wp-content/uploads/2021/07/%E5%B9%B8%E3%81%9B-1-1024x785.jpg)
人はそれぞれ性格が異なり、
向き不向きがありますので適材適所が大切です。
上記若手はどちらも優秀な人材であり、
前者はお客様対応に向いており、
後者は工場管理者に向いていると思います。
私は迷わず、前者の若手を海外経験させて更に広い視野に育てつつ、
最後はお客様対応のポジション、
もしくは、実商売感覚に溢れる研究者にすべきと上司に進言しました。
一方、後者の若手もしっかりした魅力有る人物で、
工場勤務でお客様とは会話しない部署が適任と感じ、その旨上申した記憶です。
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思い起こすと、
私も若手の頃にお客様対応の大先輩に連れて行って貰い、
技術説明をした事がありました。
資料の説明の後、色々な質問を戴きました。
予想外の変化球質問も有りましたが、
当時の私の立場では知らない事柄でしたが、
たまたま自分なりに深く勉強していた事だったので、
黒板に絵を描いて丁寧に、少しでも理解して戴けるよう、
平素な言葉使いで回答・説明できました。
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後で知ったのですが、その時の様子を見て、
「判りやすい言葉で明確な言い回しをしておりお客さん対応に向いている」と、
お客様に連れていってくれた大先輩が言ってくれていた様です。
その後20年以上経って、それまでの私の職歴からは異例の人事で、
その方と同様な立場になり、最初に書いた若手に出会いました。
もしかすると、
20年前以上前、お客様に連れて行ってくれた大先輩が、
私の評価に”お客様対応に向いている”
と書いて着れたのかも知れません。
何かを感じます。
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