345.岐阜の伝統工芸品①・岐阜提灯

お盆の法事用の提灯を買うため、
岐阜の伝統工芸品・岐阜提灯の名店・尾関屋に行き、
一生物の良い岐阜提灯を買うことが出来ました。

地元の伝統工芸品は、
何故か心に響くものがあり良いですね。

次は、岐阜の水うちわの店に行きたいと考えています。
透明な伝統的なうちわで、とても涼しげな物です。

写真は、今回買った品物です。


尾関屋は伊奈波神社から岐阜公公園に向かう旧道沿いに有る、
明治初期創業の老舗です。

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中に入ると、色々な形・大きさ・色の品物が沢山あり、
どれを選んだら良いか皆目見当が付きません。


お店の人と会話し、説明を聞きながら、
大きさ、形など順に決めてゆきました。

大きさは、家の座敷の広さを考え、少し小さ目とし、
外側が絹、内側が和紙の2重になった提灯にしました。

内側の模様がぼんやり透かして見え、
ちょっとお洒落です。


絵柄は鮎などが良かったのですが、
法事に使われる物ため生物は駄目で、
草木・花のみとの事でした。

絵付けは、筆書き以外に、
摺込み(すりこみ)と呼ばれる吹き付け技法の絵もあるとのことで、
店の方の説明を聞くと面白く興味が尽きません。

絵は、店の2階の作場場で手書きしており傷んだら修理は勿論、
家紋入りの絵柄など異なる着せ替え用も頼めるようです。

通常、20年程で修理を行い、丁寧に扱えば一生物の様です。

尚、宗派による形や絵柄の指定は無いとの事でしたので、
脚などの色は仏壇に合わせた、濃い茶色とし、
店の創業者の尾関 次七の銘の入った品物に決めました。
現在は5代目だそうです。

電球電源はコード付きの白熱灯でしたが、
コードレスのLED球を買って電池式としました。

早速、家で組み立てです。
桐箱に入っており高級感があります。


何と手袋入り。
木の部分を触る際に使ってくださいとのこと。
素手で触ると変色など傷むのを防ぐための様です。

保管する際は、
人形用の防虫剤を木に触れないように入れて下さい。
との事でした。


部材が一つずつ丁寧に包まれて入っています。


組立ててみると、とてもシンプルな構造で、
長い歴史の中で無駄が省かれた道具の良さを感じました。

内側の絵柄が透けて見え、
何とも優雅が感じです。


家の座敷の雰囲気に良く合っています。

店内には、和紙を活かした和モダンな照明器具もあり、
値段も手頃で良いなと感じました。

先日、緩起業した会社の応接間=自宅の応接間に置くと格好良いと思いましたが、
儲かったら買うことでグッと我慢しました。

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