264.投資 将来のリスクに備えた対応①経済混乱
想定しておくべき”まさかのリスク”は以下の2つと考えています。
1.経済混乱
特にインフレで、巷で言われている様な破綻は信じませんが、
まさかの事態に備えた準備はしておく考えです。
2.日本の貧困化
私は可能な限り仕事を続け、
年金受給を遅らせ毎年の受取額を増やす考えですので、
仕事の報酬、年金が少しでも減らされない事が重要です。
その為には、日本が産業成長して若い方の可処分所得が増え、
50代以降の労働者にも適正賃金で仕事があることが必須です。
今回は、1.経済混乱に対する私の対策を紹介します。
皆さんの参考になればと思います。
また、逆に皆さんのご意見や情報を戴けると嬉しいです。
【経済混乱に対する私の備え】
日本の財政破綻の考え、MMT(現代貨幣論)など相反する意見、
さらには米ドルやユーロ崩壊など様々な主張がありますが、
正直どれがが正しいか良く判りませんし、
極端な事は起きないと考えています。
国の財政について私は、現在はMMTが正しいと考えていますが、
”将来の事は誰にも判らない”と思います。
その為、最悪の事態につながる大きな変化があった場合でも、
家族の生活への影響を少しでも小さくなるよう準備しておくことが大切と考えています。
【基本的な考え方】
もっともらしい事を書いていますが、現時点では①~③が大半です。
①~③で資金を捻出しながら、③の対策を少しづつ増やす考えです。
私は後遺症も有り早く逝ってしまうリスクもあり、
掛け捨て生命保険も検討しましたが、
資金面で④、⑤が出来なくなってしまいますし、
年金受給までの年数も考慮して加入しない考えです。
①健康維持
健康であれば体を使った自給自足も出来ますし、
健康でないと肉体的・精神的に苦境を乗り越えるのは困難です。
②可能な限り長く仕事を続ける
少しでも収入が続けば多少でも打てる対策が増えます。
③支出を抑える
1)生活見直し
元々質素な生活ですが、子供達が全員巣立ったので、
もう一段工夫できないか考えています。
2)自宅購入はしない
私の場合、資金面で打つ手が無くなります。
特に連動金利で借金した場合はインフレリスクも怖いと思います。
逆に、資産豊富で一等地物件を買える人であれば、
固定金利で購入する考えはあり得ると思います。
3)節税
サラリーマンなので手段は少ないですが、親の扶養控除、
確定拠出年金の自己支出増(マッチング拠出)、
ふるさと納税活用など。
ふるさと納税は利権の臭いが漂い、考え方も反対ですが、
使える制度は使うしか有りません。
投資はiDeco,NISAなど税の優遇を受けられる口座で行う。
④年金は受け取りを可能な限り遅らせ受給額を増やす
長生きする妻の年金は確実に受給開始を遅らせて額を増やす。
私の年金受給開始は、①~③の結果次第で柔軟に考えるつもりです。
⑤リスク分散と保険の確保
1)リスク分散
円以外にある程度の外貨を持つ
貯金以外に世界株全体に投資する手数料格安の株式インデックスETFなどに投資
2)保険
金(Gold)をETF等で購入
⑥大インフレなど最悪の事態の行動を想定した準備
1)過去の事実を基に、何を買い・売るべきか整理し必要な口座を開設
私は新しくSBI証券口座を開設しました。
2)食料自給率アップ(家庭菜園など)
多くの本を読んだ中で、
私が上記⑥の参考にしているのがこの本です。
変化は急に起こらないので、状況を見ながら、
国債ベアファンド、外貨預金、物価連動国債ファンドにて、
対応できる。という概要です。
私が口座開設したSBI証券でも物価連動債として、
TIP, VTIPという物価連動米国債が購入できます。
詳細はこちらも参照ください。
⑦詐欺に欺されない
巷で目に付く一口10~100万円で年7~10%安定配当というのは、
詐欺と考え一切近づきません。
証券会社は実績ある会社を選ぶようにしています。
また、投資資金の送金先として資産管理金融機関以外(含:証券会社)を指定された場合は、
詐欺と考え投資しません。
例えば、ファイナンシャル・プランナーの個人口座などを経由して投資する等は危険です。
尚、新築のワンルームマンション投資などは危険な臭いがしますし、
大手含めた会社でアパート新築&30年長期家賃保証なども、
本を読むと良くない話が多く書かれています。
過去の極端なインフレの際に何が起こったのかは、
下記の本を参考にしました。
年金生活者が最も悲惨、外貨や金(Gold)保有者は助かった、
食料を持つ物が強かった等という事実が書かれており、
私の方針の参考にしています。
巷では日本政府の借金がGDPの約2倍になり破綻寸前という話があります。
”その為、外貨や金(Gold)を買っておくべき”は良いですが、
破綻すると大インフレになり貯金は価値を失うのでは色々投資しましょう、
”会員になれば優良なファンドを斡旋します”等、
胡散臭いPRもセットになっている場合があります。
また、破綻を防ぐためには、緊縮財政が必須で、
増税やむ無しとの世論醸成を目論む意図も感じます。
一方、MMT(現代貨幣論)として、
国際通貨発行権のある国家は破綻しないという考えもあります。
国債残高=貨幣発行量の記録であり、その国の生産力の範囲を超えた発行量になると、
需要と供給の関係でインフレとなるので、インフレ率が国債残高の上限を決める。
等と考えられている様です。
私は、以前は財政赤字で国が破綻するのではないかと考えていましたが、
色々勉強し事実に基づき自分なりに良く考えると、
現在ではMMTの考え方が理にかなっていると思います。
但し、MMTを根拠に、無限にお金を擦りまくるべき、
無税国家も可能などとは思いません。
私は、MMTが正しいとした場合にも大きなインフレを最悪ケースと見るべきと考えています。
日本円の裏付けは、日本の生産力と考えていますが、
生産力が急速に減っている点が心配です。
グルーバル化、規制緩和などの美辞麗句に誤魔化され、日本の生産力がドンドン毀損しています。
過去の諸先輩方が築き上げてくれた日本の国富を外国に差し出す愚行にしか思えません。
上記の中、東南海大地震などにより、工業地帯が大きな被害を受けた場合が心配です。
京浜、中部、関西、瀬戸内など同時に被害を受ける可能性もゼロでは無いと思いますので、
考えたくはありませんが、生産能力激減による大きなインフレ発生を、
最悪ケースとして想定はしておくべきと思います。
株式ETF購入に関しては、50台後半という年齢的にも大暴落が気になりますので、
下記本も参考にし、
大きな暴落タイミングでドルコスト平均法にて時間分散しながら少しずつ投資する方針です。
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