93.料理 山のくるみ・田舎の思い出
朝のナッツ用にくるみを煎って中身を取り出しました。
かなりの山間にある母の実家から送ってきたくるみで、山に自生しているものとの事です。
数時間水に漬けてから、石油ストーブで煎って殻を割ります。
母は小さい頃にやっていたということで、包丁を使って上手く割ります。
その後、目打ちで実を取り出しましたが手間が掛かって大変でした。
売っているものより小振りですが、完全に自然なものなので安心できます。
そして、味というか脂が濃く市販品より断然美味しいです。
種類が違うのかも知れません。
小さい頃、母の実家で食べさせて貰った五平餅に塗られていた”くるみ味噌”の味とともに、
夏休みに兄弟だけで一週間位遊ばせて貰ったこと、従兄弟達との野球、虫取り、鯉の泳ぐ大きな池での水遊び、
冷たく綺麗な川の水、茎に付いたままで熟れた甘いトマトやトウモロコシ、飼われていた山羊の乳、近所の大きな牛、
田んぼの稲の香り・鯉、声だけで姿が見えないエゾゼミ、鯉料理など思い出しました。
亡父の実家も山奥で綺麗な川が有り、魚・亀・沢かに採り、釣り、鮎の引っかけ漁&岸での塩焼き食べ放題、
お爺さんが飼っていた鶏の産みたて玉子、おじさんが撃ったイノシシの焼き肉、原木しいたけ、
ミンミンゼミの鳴き声、五右衛門風呂など、山奥の農村の風景・太陽・稲の香りなどと共に楽しい思い出が沢山あります。
私の子供達にも同じような経験をさせたいと思い、十分ではありませんが歩く前からキャンプに連れて行きました。
少しでも彼らの良い思い出になっていれば嬉しいです。
実家には昔ながらの石油ストーブが健在で、煮炊きに活躍しています。
煎り上がったくるみです。
母が包丁で上手に割ります。
ゆっくりですが確実な仕事です。
目打ちで実を取り出しました。
ブラックコーヒー、ホットレモン酢と共に、
早速朝のナッツとして戴きました。
味にコクがあり美味しいです。