524.人の世について想うこと(世代を繋ぐ、夫婦の絆)
この数年で、子供達の就職や結婚などが続いています。
慶事を行いながら、
自分と妻が結婚した時の事をつい数年前の様に鮮明に思い起こします。
そして、
人間は順番に歳を取り、自分は消えながらも次の世代に命を繋いできたこと、
さらに、
自分が当時の親の世代になったことを実感せざえるを得ません。
また、
子供達は独立し親に頼らず自力で生活を切り拓いて行っています。
嬉しい事ですが、ややもすると寂しく感じる時もあります。
しかしながら、
夫婦の関係は変わることが無く、
幸せな人生を過ごす為の基本中の基本の大切なものと実感しています。
人は世代を繋ぎながら未来に向かって進むものと考えると、
どうやって上手く繋ぐかはとても重要と想います。
会社で諸先輩方から受けた恩は、後輩に返すしか無かった様に、
祖父母や両親から受けた恩義は、子供や孫達に返すしか無いと想います。
当然、できる限りの恩返しを親にする積もりですが、
現実的に出来る事は限られると感じています。
昨年から都会から実家に戻り、老いた母と同居を始めましたが、
当然の事ながら、色々と我慢したり、心地良さを失う部分はゼロでは有りません。
現在は、
私達が人生の晩年を迎えた際、
もし子供達の世話になった時の良い勉強をしていると考えています。
大病してからのこの5年程の間、色々と考えてきましたが、
一番大切なのは、「年老いても夫婦揃って健康で仲良しでいること」であり、
さらに「自分達の生活資金は自分達で賄うこと」が出来ればベストで、
これらが出来ていれば、全て上手く行く。と実感しています。
お金については、
子育てで余裕の無い次世代に迷惑を掛けぬよう、
老後資金は自分達で賄うのは必要最低限です。
加えて、
私達が若い頃より厳しい世界を生き抜く子供達の為に、
可能な限り資金サポートもしてあげたいと想います。
色々考えると、
やはり、心・身体・財布、さらに夫婦関係の究極の健康法と私が考えている、
「夫婦で楽しく末永く働く」ことが最も重要。
この実現に向けて日々の判断・行動をすることが、今すべきことだと考えています。