429.恩返しの難しさ、新たな分野の開拓

前回、 「恩」についてお寺に教えて戴いた事を書きました。

「因」は”物事の起こるもと”という意味であり、
「恩」は”物事の起こるもとに心を寄せる”という事です。

「恩」によって、今の自分が在り生かされていることを心に刻み、
「おかげさま」という感謝の気持ちを忘れずに生きる大切さを、
改めて気付かせて戴きました。

一方、「恩返し」の難しさも感じています。

親、会社の諸先輩方などは、
「恩返しするタイミング」を逸してしまった感が強いと感じており、
そうなると、
次の世代に貢献し「恩」を返してゆくしかない状況です。

一方、よくよく考えると、
「恩」を次の世代に繋ぎ少しでもより良くしてゆくことが、
世の中の繋がり、「縁」なのかも知れないとも思います。

残念なのは、
大変お世話になった最初会社の方針の大きな変化です。

今まで以上に自社の生き残りのみを考え、
結果的に日本社会全体を落ち込ませる様な事を進めており、
「お互い利益を分かち合う」心を完全に忘れた動きをしています。

私はその会社で技術的なスキルを習得させて貰いましたので、
少しでも、技術面での「恩返し」をしたいと考えていますが、
その機会がどんどん無くなる寂しさを感じます。

一方、
家族や私の周囲、次の世代の「もと」になる、
”もの”、や、”こと”を成す、渡して「恩返し」するために、
「今まで培った技術スキル以外のスキルを身に付けるべき」
という天の声とも感じています。

Follow me!

429.恩返しの難しさ、新たな分野の開拓” に対して1件のコメントがあります。

コメントを残す